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夏のシード校が決定しました。 春の高校野球長野県大会は14日、 雨で1日順延となっていた1回戦8試合を行いました。 地区1位3校が敗れる波乱の幕開けとなりました。 単に春の大会の勝敗にとどまらず、夏の大会にもいろんな影響が出そうです。 波乱とは書きましたが、 地区通過順位から荒れ気味だっただけにこうしたこともありえるのかなと 予想はしていましたが、3校とは。 中信1位の松本深志は東信4位の上田西に3-5で寄り切られました。 1位と4位ですが、ここはどちらに転んでもおかしくない実力者同士。 初回に3点奪うあたりが試合巧者の上田西らしいところです。 エース工藤君が好火消をしたようですね。 北信1位の長野商は中信4位の松本県ヶ丘に8-10で打ち負けました。 打の強い県ヶ丘は打ち合いに持ち込みたかったところでしょうが、 長商投手陣が10失点するとは。9四死球がやはり痛かった。 そして県ヶ丘の投手で3番の窪田君は2本塁打。打撃が非凡と思っていました。 長商は北信では万全の内容だっただけに、意外な試合展開での敗戦。 難しいと思いました。 私は1位校が2校登場する飯田会場に伺いました。 東信1位の上田染谷丘と南信4位の伊那北。 ともに県立の進学校でそうは力の差がないと見ていましたが、 終盤まで大熱戦。 結局伊那北が4-3で染谷を振り切りました。 伊那北はエース中島君が元気だと強いです。 染谷は初めての観戦でしたが、投打にまとまりがあります。 2番宅間君の打撃には注目したいです。 続く南信1位の東海諏訪は北信4位の長野東を延長10回、 7―5で振り切りました。 東海4番宮尾君の2本塁打は圧巻でした。 打線は強いので投手陣をどこまで上げられるかです。 長野東は金星まであと一歩でした。 第3試合は注目の松商学園(中信2位)-佐久長聖(東信3位)戦。 昨年夏の決勝を思い出します。 延長11回、長聖が4-3で振り切りましたが、力は互角と見ました。 松商2年の直江君、やはり良かった。 しり上がりに調子がよくなり、たくましさを感じました。 4番の藤井主将をけがで欠いたこと、 さらにエース青栁君も控えることも考えると、 夏のノーシードは非常に脅威です。 対する長聖も、二ケタ失点で負けた秋とはガラッとオーダーを替え、 何と1~6番が2年生。 エース塩澤君に加え、左腕山本君もめどが立ちました。 例年、長聖はメンバーをしぼる県大会以降にぐっと上がってくるので、 2年生が多い分、伸びしろは予想できます。 このほか篠ノ井(北信3位)は下伊那農(南信2位)を10-2(7回コールド)で圧倒。 東信2位の小諸商は南信3位の岡谷南を5―0で完封。 エース高橋君は8回を1安打無失点。現在県内で最も安定した投手なのではないでしょうか。 中信3位の都市大塩尻は北信2位の長野吉田に3-1で競り勝ち。 都市大の2年生左腕高木君が被安打4、1失点と救世主となっています。 昨年の4強エース石田君と重なります。 地区別のシード校は、北信1、東信3、中信2、南信2となりました。 失礼ながら南信2は予想以上でした。 東信の3位は納得です。 公私立では公立が4、私立が4。 私立は、松商が私立同士の戦いで敗れただけでほかは全勝。 この時期になってくると合わせてきます。 地区1位3校が敗退した代わりに、4位校3校がシードを取る結果となりました。 夏はノーシード組の動向に注意が必要です。 15日は諏訪と飯田の2会場で準々決勝が行われます。 翌日に休養日が入っているので、 エース格をどう使ってくるか。 逆に投手の起用法いかんで一方的な展開になることも 予想されるだけに、 そこは避けてほしいところです。 nines5月号 好評発売中! ホームページはこちらから ご購読お申し込みはこちらから
by naganonines
| 2017-05-15 05:34
| 高校生
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