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高校野球春の長野県大会は18日、 小諸商の1956年秋以来の優勝で閉幕しました。 東海大諏訪との決勝は投手交代を機に反撃され10-7と打撃戦になりましたが、 内容的には投打で圧倒した印象です。 大会を通じて小諸商は最も完成度が高かったチームでした。 不動のメンバーでがっちりと固め、2年生が多いとはいえ経験も十二分。 夏を狙っていく、意気込みを感じました。 スタメンに6、7人の2年生が入っていますが、 その多くが1年の春から夏、秋と出続けています。 よくぞ故障など脱落がなく、好不調の波も少なく、戦い抜いていると感心します。 普通、慢心や勘違いなどして1人や2人、レギュラーから外される、 なんてことはよく聞く話ですが、小諸商にはありませんね。 逆にレギュラーとサブメンバーとの力の差が気になるところではあります。 春の大会でエース高橋君はボールの走りからしていま一つだったと思います。 この時期に全開になる必要はまったくないので、 2カ月後にベストにもっていければ県内屈指の投手であることは間違いありません。 東海諏訪は最後まで自慢の打撃力を見せてくれました。 トップの勝股君からよくつながります。 一方、最後まで不安を残したのは投手陣。 やはりいくら攻撃力が高くても、相手投手のレベルが上がるとそうは打てません。 そんなとき、やはり投手陣の粘りは不可欠です。 複数登板した投手陣の中でだれが軸になるか。 注目したいです。 3位は上田西が入りました。 豊富な投手陣、機動力を絡めた攻撃力は上位レベルで間違いありません。 まだレギュラー争いがし烈な段階。 ここからチーム力が自然と上がってくるんだと思います。 都市大塩尻はベスト4にこそ入りましたが、 県内4番目の実力、とはいえない印象を残しました。 ただ、投手の台頭、打撃の向上と光は見えてきました。 とにかく毎年夏には仕上げてくるチームというのを忘れないでください。 これで夏のシード順が決まりました。 ベスト8(準々決勝)までのブロックの組み合わせは 小諸商(第1シード)ブロック―伊那北(第8シード)ブロック 都市大塩尻(第4シード)ブロックー松本県ヶ丘(第5シード)ブロック 反対のヤマに行って 東海大諏訪(第2シード)ブロックー篠ノ井(第7シード)ブロック 上田西(第3シード)ブロックー佐久長聖(第6シード)ブロック となるはずです。 東海のヤマが上田西ー佐久長聖としんどい組み合わせになりそうです。 ただノーシードでも松商学園、長野商業、松本深志、上田染谷丘など県大会出場組、 地区で敗れた松本第一や昨秋北信越出場の飯山、松本工、長野工、野沢北、長野西など 実力校がひしめきます。 楽なヤマなどありえません。 あと2カ月の過ごし方で春の勝敗など吹き飛んでしまいます。 ↑ 優勝の小諸商(右)と準優勝の東海大諏訪 nines5月号 好評発売中! ホームページはこちらから ご購読お申し込みはこちらから
by naganonines
| 2017-05-18 22:01
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