14日の高校野球長野大会、諏訪湖スタジアム、
勝ったチームには失礼な言い方ですが、
波乱のゲームが続きました。
決して前評判の高くない県立2校が、
強豪私学を相次いで破りました。
諏訪清陵が、松商に勝てるとしたら、
こういう試合しかない、という展開で勝利。
ワンチャンスから2回に奪った2点を、
左腕エース内山君が、
うまく変化球を打たせて、
松商打線にほとんど芯を食う当たりを許さないまま完封。
本当にあれよ、あれよとイニングが進み、
松商は攻略の糸口が見えないまま、
終戦、という感じでした。
第6シードとはいえ、
投打に絶対的な柱がいるわけではない清陵。
見事にこの試合に合わせてきました。
松商は、2年連続決勝敗退の雪辱を
果たすことができませんでした。

↑ 緩急を使い松商打線に的を絞らせなかった清陵の内山投手
続く第2試合で長野西は、東海大三に同じく2-0で金星。
ノーシードとはいえ、1、2回戦で計22点を奪い、
目覚めた東海大三。
長野西、左腕折井君は切れのいいスライダーと
角度のあるストレートで、
東海大三打線に十分なスイングをさせませんでした。
相手のエラーを逃さず、
先制点を奪った集中力も見事でした。
清陵、長野西とも投手は左腕。
投げ方はまったく違いますが、
切れのある変化球が低めに決まっていると、
強力打線でも攻略は難しいということですね。

↑ 小さなステップから角度を利かせて放る長野西、折井君
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