これが全国優勝5回の底力なのでしょうか。
全国出場まであと1勝と迫った
北信越中学総体の準決勝に臨んだ箕輪中。
全国的な強豪星稜(石川1位)を6回表まで3-1とリードしながら、
その裏悪夢のような9失点。
わずかなきっかけで一気に畳み掛けられ、
惜しくも準決勝で涙を飲む結果となりました。
これで地元開催の長野県勢の全国出場はなくなりました。
2回に走者一掃の3点適時打が飛び出し、
箕輪が先制。
エース吉村君も強気の攻めで、
星稜打線を抑え、「逃げ切れる!」
そんな雰囲気が漂い始めた6回。
星稜の攻撃モードが変わりました。
当たり損ねの内野安打を足掛かりに走者をため、
そこからは真骨頂の「たたき」のバッティング。
エンドランをかけ、よくぞ空振りもせずに、
きっちり高いバウンドを打てるものだと、感心します。
箕輪は、完全に傾いた流れを断ち切ることができないまま
コールドで敗れてしまいました。
もちろん両チームの実力に得点のような差はありません。
前日の春富も延長10回で星稜に寄り切られましたが、
試合巧者というか、負けない戦い方を知り尽くしているというか、
星稜の土俵際での強さが際立ちます。
しかしこうした強豪を乗り越えていかないと県勢に全国は見えてきません。
結局星稜が5年ぶり8回目の優勝を飾りました。
県勢3チームとも、北信越で十分戦える力を示してくれました。
来年こそ決勝の舞台に立ちましょう。

↑ 北信越3位と大健闘の箕輪
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