勝者と敗者はありますが、
両チームに「ありがとう」と言いたい、
そんな決勝戦だったのではないでしょうか。
高校野球長野大会決勝、
佐久長聖対長野商業は最後の最後までもつれ、
10-9で長聖が逆転逃げ切り、
2年ぶり6度目の優勝を飾りました。
こんな乱打戦は想像もしていませんでした。
投手陣の余力などから長聖有利の見方が強かったですが、
ここまでくると関係ありませんね。
大雨による中断、長聖寺沢君まさかの2回降板、
そして長商が2回までに8得点など、序盤から思いもしない展開。
ミスも出ましたが、
最大5点差を追いついた長聖、
2点を追う最終回、2死からの3連打で1点を返した長商。
両軍のあきらめない姿勢、重圧の中でのプレー、見事でした。
お互いに死力を尽くして戦い、
最後の1点の違いは何だったのだろう、と考えます。
長商ナインの中には「両角君の気合が勝っていた」という選手もいました。
確かに連投、2回からの緊急登板の中、気迫みなぎる投球は素晴らしかったです。
ほかにもいろんな要因があるのでしょうが、
その差を埋めていくことが長商、さらには公立校が頂点に立つための
課題なのでしょう。
長聖はこれで甲子園です。
決勝戦では勝利をしたものの多くの課題も残しました。
短い時間ですが、もう一度整理して、
甲子園でのまず1勝を願います。
参加87チームの選手皆さん、
素晴らしい大会をありがとうございました。

↑ 死闘を終え健闘をたたえ合う長聖、長商ナイン
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