nines編集部ブログ

• はや6月
  [ 2019-06 -02 22:10 ]

6月に入りました。月が替わると次号7月号の準備にも焦りが出てきます。できるだけ多くの高校を回っていくつもりです。

　富山では高校野球北信越大会が行われていますが、例年春の北信越は失礼しています。県代表の東海大諏訪、東京都市大塩尻とも粘りを見せましたが、ともに初戦敗退で残念でした。夏に向けて貴重な場になったことは間違いないと思います。

　地元に残って取材する大会がいくつかありました。社会人軟式の最高峰、天皇杯の県大会もその一つです。今年は9月に松本など県内で開催されます。いつもだと優勝1チームが本大会に進めますが、今年は地元開催枠でもう５チーム、計6チームが出場します。軟式はチームの強弱でランク制がありますが、6チームのうち最高のＡクラスが3チームと、有力とされたほかのチームが予選で取りこぼしをしているケースが多かったです。それだけＡクラスの位置付けも変わりつつあるのかもしれません。

　社会人軟式はこれから国体の予選もあり、今年も県選抜チームを組んで北信越突破を狙います。天皇杯の予選を一部ですが見る限り、あまり個人として新戦力の台頭がない印象です。つまり若手が出てきていません。数年後には県内で国体もあります。活きのいい選手、特に投手に出てきてほしいです。今の高校生たちには、1点勝負の社会人軟式にも関心を持ってもらえたらと思います。

　女子野球も浸透してきました。県内で初めて女子硬式野球部がこの４月発足した松本国際高に、ようやく監督が就任しました。プレー経験のある27歳女性監督です。選手は1期生の1年生5人ですが、長野県の高校女子野球のベースをつくっていってほしいと思います。

　その前の世代、中学生の女子も昨年に続き、２チームによる県大会が行われました。普段は男子に交じって部活の軟式野球部でプレーしている女子が大半ですが、女子同士の何とも楽しそうなこと。もう少し各地にチームが増えるような広がりが出てくると、より女子も参加しやすくなるだろうと思います。

　さて関甲新学生野球の１、２部入れ替え戦は、新潟医療福祉大が関東学園大に連勝し1部残留が決定。新潟医福には主将の大藪君（上田西出）はじめ多くの長野県勢が所属、主力で出場していますので、よく頑張りました。上田西出の河野君はショートでベストナインにも選ばれていたので、大したものです。